La Melanconia の解釈2009年版 その3 主題部 [クラシックギター]
発表会に向けて、”La Melanconia” (Mauro Giuliani Op-148-7)を練習中。楽譜は現代ギター社の「発表会用ギター名曲集」の物。
La Melanconia の解釈2009年バージョン その2 の続き
主題部は、暗く・低く・滑らかに。平行して進む低音のベースラインと高音部のメロディ部を均等に弾く。クレシェンド・デクレシェンドの幅は抑えめ(p~f)。
抑えめ、控えめ、が主題部のテーマ。
主題部最後の17小節目の終わりから20小節目までは、特に慎重に弾いて、静かにゆっくりとまとめる。
この主題部は、左手の運指を注意深くすると、とても響きがよくなる。17小節目の終わりで消音する以外は、あまり音を切らずに続けて滑らかに弾くことにする。
特に、3小節目のドの付点4分音符(小節最後のミにつなげる)、5小節目のラ(ソ#へ)、10小節目のド#(レ・ミへ)など、切れやすい音に注意する。
曲の最初はピアニッシモだけれど、最初から弱く弾くと、単に「音の小さい奴」に聴かれてしまうので、普通の音量で弾き始める。その代わりに、2小節目はまったり弾き、3小節目でしっかり音量を落として、「最初がピアニッシモだったこと」を表現する。
弱弱しくならないで、ピアニッシモを表現出来る。
13小節目後半から16小節目には、軽く抑揚をつけると、少し表情が出て面白い。(やりすぎると後で困る)
何かしまりのない感じになるけど、21小節目以降のベース(ラ)の連打に緊迫感を与えるため、盛り上がりたいのをこらえて辛抱する。 (笑)
タグ:ラ・メンランコニア
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